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人はなぜ勉強するのか?(9)

 

知らないことを知るために③  人生が豊かになる


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前回の人はなぜ勉強するのか?(8)では、「人生はずっと勉強が続く」というお話をしました。だからこそ、人は学び続ける必要があるのではないかと思います。

 

知らないことを知ると、どんどん人生が豊かになります。

 

よく人が「○○が食べられないなんて、人生損してるよ」なんて言うのを聞かないですか?

 

その食べ物が嫌いな人にとっては、「そんなの食べなくたって人生損じゃないよ」と思ったことは一度や二度じゃないはずです。

 

そんな人でも、その食べ物を好きになれたら、食べられたら、それはその方が良いと思うのではないでしょうか。

 

だから「○○が食べられたら、人生豊かになるよ」と言う人がいれば、「あぁ、そうかな」と素直に受け入れられるかもしれません。

 

「食べる」を「知る」に置き換えてみると、「人はなぜ勉強するのか?」という問いの答えがあると思うのです。

 

今回はこんなお話。「○○を知れば、人生豊かになるよ」

 

アニメ『名探偵コナン』の初代オープニングテーマ曲であるTHE HIGH-LOWS胸がドキドキという歌を知っていますか?「百年ぶりの世紀末」という出だしで始まる歌です。

 

ある日、下の娘が小学校から帰ってきて「コナンの主題歌の『百年ぶりの世紀末』という意味がわかった」と言うのです。

 

下の娘は『名探偵コナン』の大ファンで、テレビ版や劇場版をよくDVDなどで見ています。

 

6年生になって、学校で歴史を学んでいるので、「世紀」が何を意味しているのか教わったのでしょう。

 

1901年から2000年までの100年間が20世紀で、2001年から2100年までの100年間が21紀です。100年間のことを「世紀」と言うなら、「世紀末」が100年ぶりにやってくるのも当然です。

 

知っている人には当たり前のことでも、知らない人には何のことやらわからないものです。

 

娘にとっては、学校で「世紀」を習ったことで、目の前がパッと明るくなった感じがしたのではないでしょうか。こういう経験をたくさんして、勉強すること、新しいことを学ぶこと、知らないことを知ることは、楽しいことで人生が豊かになるということを知ってほしいなと思います。


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