希望の進路に進むために① 生徒たちの意見
「人はなぜ勉強するか、わかる?」
私が自分の生徒にこの質問をすると、たいていこういう答えが返ってきます。
「希望の進路に進むため」
まじめ!
でも、確かにそうです。行きたい高校や大学に合格するため、なりたい職業につくために人は勉強するというのは、今リアルタイムで勉強している学生なら、そういう考えになるのもわかります。
人がなぜ勉強するのかという理由にも理想を言えばいろいろあるでしょうけど、その理想も現実の前では説得力が少なくなるということです。
現実とは「目の前の受験を突破して、希望の進路に進むこと」です。
「人生はずっと勉強」とか「勉強すると人生が豊かになる」とか、そんな先のことを言われてもピンとこない生徒も多いのです。
まず目の前の現実、「希望の進路・就職を達成するため、夢を叶えるため」に勉強する。
当然です。それも「人はなぜ勉強するのか?」という問いの答えの一つでしょう。
実際に成績が上がる生徒、希望の進路を実現する生徒は、「人はなぜ勉強するのか?」ということに悩んでいる生徒はあまりいません。良い意味で割り切って、受験を突破するために勉強しています。
それで納得して(仮に納得していなくても)勉強できるならば、それはそれで良いと思います。
それでも「人はなぜ勉強するのだろう?」と悩み始めてしまったら、納得いくまで悩むのも良いでしょう。納得いくまで勉強しないのも良いでしょう。
いつか勉強する理由をみつけて、そのとき勉強し始めたとしても良いのです。勉強するのに遅すぎたというのはないのです。あなたが勉強を始めたタイミングが、そのベストなタイミングだと思うのです。
生徒に勉強を教えている身としては、自分の生徒にとって一日でも早くその日が来た方が良いですけどね。