人はなぜ勉強しないのか?① 面倒くさいから
前回の人はなぜ勉強するのか?(71)では、どのような道に進んでも勉強は必要になり、その勉強の基礎が、学校で学ぶ勉強だというお話をしました。
人はなぜ勉強するのかを考える時に、「人はなぜ勉強しないのか」を考えてみるのはどうでしょうか。
なぜ勉強しないのかという理由を探って、原因を解消する方法を考えて提示することができれば「人はなぜ勉強するのか」を考えるのと同じ効果があると思ったのです。
今回は、「人はなぜ勉強しないのか?」です。
なぜ勉強しないのかと問われた時に、最初に思いつく答えは「面倒くさいから」でしょう。
確かに、漫画を読んだり、ゲームをしたりする方が楽しいでしょう。漫画を読んだり、ゲームをしたりすることは面倒くさくないのです。
つまり、勉強を面倒だと思わなければ、漫画を読んだり、ゲームをしたりする感覚で勉強することができるでしょう。
しかし、この論理展開では誰も納得してくれません。理論上ではそうでしょうが、物事はそう簡単に解決しません。なぜならば、勉強は「面倒」だからです。
そもそも勉強が面倒でなければ、みんなが進んで勉強するでしょうから、「人はなぜ勉強するのか?」なんて考えなくても良いのです。
それでは、勉強は「面倒」であるという前提に立って、どうすれば「面倒」な勉強をできるようになるのか考えてみましょう。面倒だからやらないと言ってしまっては身もふたもないわけですから。
一般的に、最初は「面倒」だと思っていても、継続するうちに習慣化して、面倒ではなくなるということはあるようです。
マラソンとか筋トレなんかは、その類ではないでしょうか。最初はつらくても頑張り続けることで楽になり、むしろやらないことがあり得ないとか気持ち悪いとか言うバリバリのマラソンランナーやムキムキのボディビルダーを見聞きしたことがあると思います。
私はマラソンや筋トレの趣味はありません。
しかし、「どんなことも21日間継続すれば面倒ではなくなるので、まず続けてみよう」という趣旨のネット記事か何かを見て実際にマラソンや筋トレ以外のことを挑戦してみようと思いました。(つづく)