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人はなぜ勉強するのか?(65)

   


  人はなぜ英語を勉強するのか?①  海外との交流と世界平和



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人はなぜ勉強するのか?(61)から人はなぜ勉強するのか?(64)まで、人はなぜ国語を勉強するのかについて考えてきました。前回の人はなぜ勉強するのか?(64)は、一見お互いに関係ないような「読む力」「書く力」「聞く力」が、実は複雑に関係していて、英語のリスニングテスト対策としてどのように勉強すれば良いかのヒントになるというお話をしました

 

今回は、この流れで「なぜ英語を勉強するのか」について考えましょう。

 

私の生徒にとっては、「なぜ英語を勉強するのか」なんて愚問でしかありません。

 

なぜならば、受験に必須の科目だからです。

 

よく言われることですが、文系の生徒にとって英語は得点できなければ合格しない教科です。理系の生徒にとって英語は苦手にしている人が多いので逆に得点できればライバルに差をつけられる教科として重要です。

 

このように英語は、受験生にとって最重要教科なのです。

 

それを嫌というほど理解している私の生徒にとっては、「なぜ英語を勉強するのか」なんて愚問でしかないのです。

 

受験英語の重要性については、これくらいにしましょう。それは、入試に合格するという目標を達成するための手段なので「なぜ」と疑問に思わず黙って勉強しましょう。

 

受験英語以外で「なぜ英語を勉強するのか」を考えて、納得できる理由があれば、さらに英語を勉強する動機付けになると信じています。

 

私は、人はなぜ勉強するのか?(32)の中で台湾のおじいさんとのエピソード通じて、英語を使って海外の人と交流することでお互いやお互いの国のことを知り、理解し合うことが世界の平和に繋がっているというお話をしました。

 

また、人はなぜ勉強するのか?(12)の中で、こう書いています。

 

日本語しか使わなければ、日本語しか話せない人としかコミュニケーションを取れないのです。でも、英語を学んで、使えるようになれば、世界が一気に広がります。多くの人と会話することができるのです。

 

英語を勉強すれば、英語を母国語とする人たちだけではなく、人はなぜ勉強するのか?(6)で登場したフランス人のように英語を母国語としない人たちとも話せるようになります。

 

これほど素晴らしいことがあるでしょうか。世界への扉が一気に開かれた気がします。

 

このように英語を勉強する理由の一つは、海外の人との交流ができることでしょう。歴史的に見ても、私たちは海外の人との交流の中で思想や文化、科学技術などを発達させてきました。

 

私たちは、決して一人で生きてきたわけではないのです。世界への扉を開き、視野を広げることは必ず私たち自身のためになります。

 

そして、海外の人との交流を通して相互理解が進めば世界平和にもつながります。

 

私たちが、英語を勉強すれば世界が平和になります。努力の見返りとして得られるものとして悪くないと思いませんか。

 

  



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