究極の「言われなくてもできる」生徒になるためには? 前 へ 目次 へ 前回の 人はなぜ勉強するのか?(98) では、「言われなくてもできる」生徒になってほしいので、私は環境が許せば必要最低限の宿題しか出さないようにしているというお話をしました。 そして、最後に『究極の「言われなくてもできる」生徒を創り出すためにどうしたらいいのか、次回は、そのことについて考えていこうと思います』と書いたのですが、これは本当に難しいことです。 これまで20年以上に渡って何人もの「言われなくてもできる」生徒を見てきましたが、一つ言えることは、私がそのように仕向けたわけでも、創り出したわけでもないということです。出会った当初は「言われないとできない」生徒で、途中から「言われなくてもできる」生徒に変わった生徒もいますが、私が特別なことをしたわけではありません。 ですから、『これをすれば誰でも「言われなくてもできる」生徒になります!』みたいなことを私は一切言えません。どうすればそのような生徒になるのかは、当然ながらその生徒自身が大きく影響しています。 もちろん、学校や人間関係、家庭環境などの社会的要因も少なからず影響していると思いますが、最終的には生徒本人次第であることは疑いようのない事実でしょう。 だからこそ、私は「人はなぜ勉強するのか?」というテーマで(1)から(99)まで考えてきました。これだけあれば一つくらい納得できる理由があって、自ら進んで勉強してみようかなというきっかけにしてもらいたいというのが私の望みです。 前回の 人はなぜ勉強するのか?(98) の最後に『究極の「言われなくてもできる」生徒を創り出すためにどうしたらいいのか』と書きましたが、その答えはここにあります。 ここまで「人はなぜ勉強するのか?」というテーマで書いてきましたが、文字数を数えたら約11万字でした。本が一冊できるほどなので、読んでくださいと言うのは勉強に部活に忙しい生徒にとって少しハードルが高いように思います。 そこで、 「人はなぜ勉強するのか?」内容一覧 を作りました。興味のあるところから読んでもらえればと思います。 これをきっかけに生徒たちがみな「言われなくてもできる」ようになってくれたら、これ以上の喜びはありません。 前